企画案内 2012年4月7日(土)

映画監督 篠田正浩講演会 ー武満徹の映画音楽ー

武満徹氏と一緒に映画を創造した映画監督篠田正浩氏の講演会を開催します。

 

「初めて武満を見かけたのは鎌倉に向かう横須賀線の最終電車だった。混み

 合う乗客の中にひときわ秀でた額と横顔が私の視線を釘づけにした。

 数日後、その当人が撮影所に現れた。武満徹との遭遇である。

 武満徹の映画フリークとその博識。

 映画に宿る細部の魅力を教わる。

 なぜ、武満徹は映画音楽に深くかかわったか。」

             (小学館武満徹全集[全5巻]総合カタログより)

篠田さんが語る武満徹の世界、興味深い話を映像も楽しみながら講演しても

らいます。どうぞ、ご来場お待ちしております。

 

篠田正浩プロフィール

 1931年生まれ。岐阜出身。早稲田大学第一文学部入学。中世、近世演劇

を専攻。卒業後、松竹撮影所に入社。1960年『恋の片道切符』で監督にな

る。

大島渚、吉田喜重らと共に、松竹ヌーベル・ヴァーグとして前衛的な作品

を発表し始める。1967年独立プロ『表現者』を妻の岩下志麻と共に設立し

自主制作を始める。2001年早稲田大学特命教授となる。2003年『スパイ・

ゾルゲ』を最後に監督業を引退。

 武満と共に挑戦した映画作品も多い。主な作品『心中天網島』、『沈黙』

『はなれ瞽女おりん』、『写楽』等。著書『河原者ノススメー死穢と修羅の

記憶』(幻戯書房2009年刊)で、第38回泉鏡花文学賞受賞。

 

日時:2012年4月7日 開場:18:30 開演:19:00

会場:ベニール カフェ (福岡市中央区警固2-18-13オークビル2F)

   ℡ 092-714-7179

料金:前売り 2500円  当日 3000円(ドリンク付き) 定員40名  

主催:武満徹の小宇宙企画の会/共催 ブックス・キューブリック

問い合わせ:080-2695-2815 

      ブックス・キューブリック  092-711-1180

チケット取扱い

      ブックス・キューブリック  092-711-1180

      ベニール カフェ      092-714-7179


林光さんの冥福をお祈りします 2012年1月9日

日本語の創作オペラと社会性をもった活動で知られた作曲家の林光(はやし・ひかる)さんが5日に亡くなられた。80歳だった。

1931年東京生まれ。東京芸術大作曲科中退後の53年、「日本の国民音楽の発展に役立つ活動」を目指して、間宮芳生、外山雄三両氏と「山羊の会」を結成。「オーケストラのための変奏曲」で第4回尾高賞を受けた。

 

61年には新藤兼人監督の映画「裸の島」の音楽で、第2回モスクワ映画祭作曲賞を受賞。以後、多くの新藤作品で音楽を担当した。

 

 劇音楽の分野では、75年日本語による歌芝居の上演を続ける「オペラシアターこんにゃく座」の音楽監督(のちに芸術監督)に就任、「セロ弾きのゴーシュ」「森は生きている」「変身」など、多くの創作オペラを残した。

 

 一方で、社会や政治と音楽かかわりも追求し続けた。天安門事件に「第3交響曲〈八月の正午に太陽は…〉」、阪神大震災後には「ビオラ協奏曲〈悲歌〉」を発表。合唱曲「原爆小景」(71年)は20年以上にわたって毎年8月、東京混声合唱団と演奏を続けた。

 著者に「音楽の学校」など多数。

    (2012年1月7日の朝日新聞の記事を参照させていただきました)

 

 私も大学時代から関心をもってきた作曲家でした。武満徹とは、深いかかわりのある友人の間柄でした。武満さんの娘の真樹さんのピアノの先生でもありました。

両雄の作曲家がなくなり悲しい気持ちもありますが、若い方にも武満徹、林光の音楽と活動してきた事を伝えることは大切なことと思っています。企画の中で実現できればという心境です。

 

 

企画案内 2011年11月11日(金)

大原哲夫「チェリスト、青木十良」編集出版記念講演会

青木十良96歳、音楽を己に問う。激動の時代を生き、バッハの名録音を残したひとりのチェリストの物語。元小学館の辣腕編集長大原哲夫氏がインタビューし編集したいきさつとエピソードをおおいに語っていただきます。

本書の最大の特徴は年代をおって激動の歴史の中での青木氏の奮闘。歴史的事象・事件・出来事をさりげなくいれた配慮。そして大原氏のインタビューして受けた感想が大原氏の人間観としてさりげなく書かれ味わいを出しています。大原哲夫氏は「バッハ全集」「モーツァルト全集」「武満徹全集」を編集した名編集長です。

 

さらには、インタビューの方法論や本を編集して、流通させ、販売して売る方法も語ってもらう予定です。どうぞお越しください。

 

日 時:2011年11月11日(金)開場:18:30 開演:19:00

会 場:ベニール カフェ(福岡市中央区警固2-18-13オークビル2F)

料 金:前売り2000円  当日2500円(コーヒー付き)

主催・ベニール カフェ/武満徹の小宇宙企画の会

企画案内 2011年11月12日(土)

高瀬麻里子 ソロヴォーカルコンサート けやき通り

高瀬“makoring”麻里子(まこりん)は、96年に、谷川賢作(p)が大坪(b)と共に結成した現代詩を歌うユニット「Diva」のヴォーカルとして活動しています。また、谷川賢作は谷川俊太郎氏の息子でともに武満家族とは親しいつきあいがあります。谷川俊太郎氏は武満徹の一番の理解者と思います。

 

まこりんの歌で聞くと、詩が活字を読むよりずっと深く心にとどくのに驚く

                            谷川俊太郎(詩人)

 

Divaの曲を聴いて…

僕は少なからず驚いてしまう。原詩になかった物語、あるいは世界観が、高瀬麻里子のニュートラルなヴォーカルを通して歌い上げられていて、原詩の世界とは一味も二味も違う出で立ちの歌の世界の堅牢ぶりに、舌をまいてしまうのだ。真っ白だった言葉の画布がとりどりの音や声の絵の具によって鮮やかに色づけられていく。「孤心」に傾きがちな詩の世界が、「うたげ」の世界にひらかれていく。

                            田口犬男

 

高瀬麻里子は、Diva以外にもハモリ女子3歌楽坊、9人のボーカルグループ、声優、俳優と、その活動は多岐にわたります。NHKアニメ「ぶぶちゃちゃ」の主題歌、アジア各国をはじめ世界で放送されるにあたって録音した英語バージョンも高く評価されました。今回は、けやき通りの現代美術の画廊ギャラリー尾形の素晴らしい会場で、音楽と絵画と空間を楽しむというとても贅沢なまこりんのソロコンサートとなっています。ご来場お持ちしております。

 

日 時:2011年11月12日(土)開演2:00~

会 場:ギャラリー尾形(福岡市中央区赤坂2-4-3シャトレ赤坂2F)

料 金:2000円

企画案内 2011年10月9日(日)

松田美緒〈リスボンから船にのって〉コンサート

ポルトガルのリスボンの街で今も愛される、郷愁をたたえた歌謡ファド。

「宿命」という意味をもつファドに導かれてリスボンに学び、やがて大西洋

を渡りブラジルへ、そして世界へ。

国境を越えジャンルを越えて悠々とはばたく「歌う旅人・旅する歌手」松田美緒。

その歌には旅したさまざまな土地の魂が宿り、聴く人の心を暖かく包みこむ。

 

松田美緒は、武満徹のギター曲を弾く奏者との縁もあり、武満徹を愛する演奏者との出会いもあり、武満徹のソングスを歌うようになりました。彼女の声と音楽性で歌うく武満のソングスはとてもいいいものです。

伴奏は、リュートの名手つのだたかし、ベースで角田隆太がささえます。

 

《ファド~ポルトガルの郷愁》リスボン、私の街/難船/水兵のファド 他

《武満徹のソングス》めぐりあい/翼/小さな空

《ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスの歌》ブラジル風バッハ第5番 他

《ギターとベースのデュオ》ショーロ(ペルナンブーコ)

             /ベネズエラワルツ(ラウロ) 他

 

日 時:2011年10月9日(日)開場17:30/開演18:00

会 場:cafe papparayray(福岡市中央区赤坂2-2-22)

    ℡ 092-406-9361

料 金:前売り 4000円/ 当日 4500円

主 催:cafe papparayray  共催 武満徹の小宇宙企画の会

後 援:ヤマハミュージック九州福岡店/ブックスキューブリック

    ギャラリーモリタ

問い合わせ cafe papparayray    092-406-9361

      武満徹の小宇宙企画の会 080-2695-2815

チケット販売 ヤマハミュージック九州福岡店 ℡ 092-721-7633

       文化芸術情報館アートリエ ℡ 092-281-0103

                     cafe papparayray ℡ 092-406-9361

         ブックスキューブリック(けやき通り店)  ℡ 092-711-1180                      

 

ポルトガルのリスボンの街で今も愛される、郷愁をたたえた歌謡ファド。

「宿命」という意味をもつファドに導かれてリスボンに学び、やがて大西洋

を渡りブラジルへ、そして世界へ。

国境を越えジャンルを越えて悠々とはばたく「歌う旅人・旅する歌手」松田美緒。

その歌には旅したさまざまな土地の魂が宿り、聴く人の心を暖かく包みこむ。

 

松田美緒は、武満徹のギター曲を弾く奏者との縁もあり、武満徹を愛する演奏者との出会いもあり、武満徹のソングスを歌うようになりました。彼女の声と音楽性で歌うく武満のソングスはとてもいいいものです。

伴奏は、リュートの名手つのだたかし、ベースで角田隆太がささえます。

 

《ファド~ポルトガルの郷愁》リスボン、私の街/難船/水兵のファド 他

《武満徹のソングス》めぐりあい/翼/小さな空

《ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスの歌》ブラジル風バッハ第5番 他

《ギターとベースのデュオ》ショーロ(ペルナンブーコ)

             /ベネズエラワルツ(ラウロ) 他

 

日 時:2011年10月9日(日)開場17:30/開演18:00

会 場:cafe papparayray(福岡市中央区赤坂2-2-22)

    ℡ 092-406-9361

料 金:前売り 4000円/ 当日 4500円

主 催:cafe papparayray  共催 武満徹の小宇宙企画の会

後 援:ヤマハミュージック九州福岡店/ブックスキューブリック

    ギャラリーモリタ

問い合わせ cafe papparayray    092-406-9361

      武満徹の小宇宙企画の会 080-2695-2815

チケット販売 ヤマハミュージック九州福岡店 ℡ 092-721-7633

       文化芸術情報館アートリエ ℡ 092-281-0103

                     cafe papparayray ℡ 092-406-9361

         ブックスキューブリック(けやき通り店)  ℡ 092-711-1180                      

 

協賛企画案内 2011年4月30日(土)

つのだたかし+冨山みずえコンサート

イギリス女王、エリザベス一世(1533~1603)は、25歳で即位、イギリス国教会の体制を確立した。国策として産業・貿易を奨励し、イングランド海軍の強化を進めた。

またこの時代には女王の庇護の下、文学・芸術でも多くのすぐれた才能が現れ、イギリスの歴史上、最も輝かしい文芸文化の時代を築き上げた。

 今回のコンサートでは、エリザベス朝を代表する音楽家たちのリュート歌曲をつのだたかしのリュートと冨山みずえのソプラノで、時空を超えた音楽世界を楽しみます。

 会場は、福岡市の警固教会で、古風で豊かな空間をもつ建物で演奏されます。武満徹の歌も演奏される予定です。どうぞ、ご来場ください。

 

 日 時:2011年4月30日 昼の部:14:00~

              夜の部:18:00~

 会 場:日本基督教団 警固教会

 入場料:3000円

 主催 けやき通り音楽祭実行委員会

 後援 福岡市教育委員会、西日本新聞社、武満徹の小宇宙企画の会、冬眠舎

 問い合わせ

  コーヒー美美       092-713-6024

企画公演案内~2010年11月20日(土)

谷川俊太郎 詩の朗読と音楽 ~武満徹をうたう~

谷川俊太郎による詩の朗読の世界と、息子の賢作との朗読と音楽の共演、小室等による歌と音楽、鈴木大介のギターと岩佐和弘のフルートによる芸術性の高い音楽を演奏します。谷川俊太郎と小室等は、1996年に亡くなった作曲家武満徹と深い親交がありました。二部では、谷川俊太郎、小室等、谷川賢作、鈴木大介の4名が、それぞれの音楽やうたや武満徹への想いを語り、奏でるライブハウスの様な楽しいコンサートをお送りします。